日本ユーザーが待ち望んだ国内版SIMフリーのミドルスペック機。Xperia 10 Ⅲ Liteのカタログスペックが正式発表された。
Xperiaといえば特徴的な細長スマホで持ちやすくて根強いファンがいる。さらに海外勢に押され気味なスマホ業界で奮闘している国産スマホ。
購入を検討している人もいるかと思うので参考になれば幸い。
Xperia 10 III Liteの特徴

Xperia 10 III Liteの主な特徴は次の通り。
一覧にするとやっぱり画面縦横比7.3が目立つ。良い。
- 6.0インチ有機ELディスプレイ
- 画面縦横比7:3
- Snapdragon690
- トリプルカメラ(標準、超広角、望遠)
- モノラルスピーカー
- 防水防塵IP68
- おサイフケータイ対応
- SIMフリー
- デュアルSIM(nanoSIM / eSIM)
- 5G対応
- 46,800円
Xperia 10 III(SO-52B)との違い

Xperia 10 Ⅲ Liteは2021年6月にドコモ・au・ワイモバイルから発売されたXperia 10 III(SO-52B)から機能が変更されたもの。
改悪された機能もあるんだけどメリットの方が大きいのでXperia 10 Ⅲ LIteを買っておけば間違いない。
具体的な違いは次の通り。
- 54,000円 ⇒ 46,800円
- ストレージ128GB ⇒ 64GB
- FMラジオ機能削除
- SIMフリー化 + デュアルSIM対応(eSIM)
Xperia 10 III Liteのカタログスペック

現在のミドルスペックスマホの王者であるMi11 Lite 5Gと並べてみる。
Xperia 10 III Lite | Mi11 Lite 5G | |
ディスプレイサイズ[インチ] | 6.0 | 6.55 |
ディスプレイ | 有機EL | 有機EL |
画面解像度 | 2,520 x 1,080 | 2,400 x 1,080 |
リフレッシュレート[Hz] | 60 | 90 |
SoC | Snapdragon690 | Snapdragon780G |
メモリ[GB] | 6 | 6 |
ストレージ[GB] | 64 | 128 |
バッテリー[mAh] | 4,500 | 4,250 |
ワイヤレス(Qi)充電 | × | × |
急速充電[W] | 18 | 33 |
セキュリティ | 指紋(側面) | 指紋(側面)/顔 |
おサイフケータイ | ○ | ○ |
防水防塵 | IP68 | IP53 |
デュアルSIM | nanoSIM / eSIM | nanoSIM × 2 |
重量[g] | 169 | 159 |
サイズ[mm] | 154 × 68 × 8.3 | 160.5 x 75.7 x 6.8 |
価格[円] | 46,800 | 43,800 |
並べてみるとわかるけども、Mi11 Lite 5Gのスペック値の異常さがわかる。
Xperia 10 III Liteがスペック的な勝負をするとMi11 Lite 5Gはおろか現状のミドルスペックスマホ市場では勝ち目がない。
とはいえ、Xperiaシリーズは他のスマホにはない特徴があるので、刺さる人には刺さる。
詳細をかいつまんで紹介していく。
Xperia形状とサイズ感

Xperiaを選ぶ一番の理由が縦に細長くて持ちやすい形状。
6.0インチサイズのスマホでありながら、4.7インチのiPhone8と同じような持ちやすさを実現している。
手が小さめの人でもしっくり握ることができるようになっている。
近年大型化してきているスマホ市場で6.0インチを死守しつつ、縦に細長いXperia形状でさらに持ちやすい。
スマホが大型化しすぎて扱いづらいと感じている人にはXperia 10 Ⅲ LIteはかなりおすすめ。
SIMフリー化 + デュアルSIM対応(eSIM)

Xperia 10 III LiteではSIMフリー化して、デュアルSIM対応(eSIM)してくれている。
XperiaのSIMフリースマホは10万円近くするものばかりで、Xperia 10 III(SO-52B)ではSIMロックされてシングルSIMのみ。
5万円以下のミドルスペックスマホの選択肢がなかった。
だけどXperia 10 III LiteではSIMフリー化されて、eSIMながらデュアルSIM対応してグレードアップ。
ただし、eSIMは物理SIMであるnanoSIMに比べるとシステムが整っていない現状ではデメリットの方が大きい。
そのため、デュアルSIM運用を考えているのであれば避けた方が無難。
詳しくは別記事で解説しているので気になる人は参考にしてほしい。

Xperia 10 III(SO-52B)の口コミ評価

価格.comの口コミ評価を見てみると、「アプリ立ち上げにもたつく」「反応がわるい」といった意見がいくつかあった。
僕も実際に触ってみたところ、口コミ評価と同じように独特なもたつきを感じてしまう。
程度で言うと動作速度を気にしない人には気にならないくらい。僕は気になる。
スマホ性能に重要なSoCはSnapdragon690で、最近の同価格帯のスマホと比較するとやや性能が劣るスペック。
その結果が日常的な操作に影響を与えている。
電池持ちが良い

とはいえ、SoCの性能が抑えられているほど電池消費が少なく、スマホの電池持ちが良くなることに繋がる。
またXperia 10 III Liteはバッテリー容量4,500mAhと大容量であるため電池持ちは良いスマホである。
常用するときに若干のもたつきが気にならないのであれば、バッテリー持ちのメリットを享受できるためおすすめ。
価格は普通
Xperia 10 III(SO-52B)と比較するならお買い得。
ただし、Xperia以外のミドルスペックスマホと比較するとコスパは普通。
同価格帯のライバルであるMi 11 Lite 5GやOPPO Reno5 Aと比べるといくつかのスペックが劣ってしまっている。
- スマホ性能に重要なSoC性能が劣る
- カメラの画素数が1/5程度
- 顔認証非搭載
- リフレッシュレート60Hz
- ストレージ容量64GB
Mi 11 Lite 5GとOPPO Reno5 Aのコスパが良すぎるだけという見方もできるんだけど、相対的に見るとXperia 10 III Liteのコスパが優れてるとは言いづらい。
防水性能はIPX8

防水性能はIPX8で最高クラス。日本製スマホは大体防水性能を付けてくれるからお風呂での使用も安心。
Mi11 Lite 5Gの弱点をきっちり突いている。
発売日はいつ?
発売日は2021年8月27日。
発売されるのは次のキャリア。お得に購入できる方法がわかったらこのページを更新するのでTwitterをフォローするかこのページをブックマークしておいてくれるととても嬉しいです。
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Mi 11 Lite 5G
Mi 11 Lite 5Gは現在の僕のメインスマホ。2021年のミドルスペックスマホの主役であることが間違いないMi 11 Lite 5Gについて実機でレビューしているので参考にしてほしい。
