【2021年じゃない】個人ブログオワコン化は次世代検索エンジンが鍵

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個人ブログがオワコン化するタイミングを知りたい人におすすめの内容。
ブログがオワコンと言われ続けてはや数年だけど、まだまだ個人で成果を出している人は多い。

だけど、グーグル研究チームのとある発表からオワコン化するタイミングが予想できるので参考にしてほしい。
この記事を読めば、個人ブログの今後の戦略や辞め時について考えるきっかけになる。

次世代検索エンジンとは

まず次世代検索エンジン案がどのようなものなのか紹介されているのが次の記事。

参考記事:グーグル「次世代検索エンジン」案、研究チームが考案

詳細は参考記事に飛んで確認してほしいんだけど、ざっくり要約すると。

  • 現在の検索エンジンから得られるのは回答のヒントとなる情報の一覧
  • 次世代検索エンジンは人工知能(AI)から直接的な回答が得られる
  • 次世代検索エンジンは検索エンジンの役割を変える可能性がある

雑に言い換えると、問いに対して単一の回答を人工知能(AI)が返してくれるようになる。
現在の検索エンジンは答えのヒントとなる情報の一覧が得られているから、直接的ではないというわけ。
もっと具体的な例で予想するなら、Siri・Alexa・Googleアシスタントなどがウィキペディアの回答を返すのではなく、検索結果一覧から訓練された人工知能(AI)の回答を返せるようになるということ。
もう使えないコなんて言わせない。

このように単一の回答を返す次世代検索エンジンはユーザーの利便性を向上させる。
さらに、情報取得経路を絞ることができるのでGoogleの利益にもつながるんだ。

グーグルの検索エンジンアップデートの意図

人工知能(AI)を活用する次世代検索エンジンがグーグルの目指す未来だと仮定すると、近年のグーグルによる検索エンジンアップデートの意図が見える。

人工知能(AI)の急所

記事で提唱されているモノを含め、現在使われている言語系の人工知能(AI)は無から有を生み出すことができない。
必ず元となるWeb記事や書籍、論文などの文章データによる訓練が必要なんだ。
そして人工知能(AI)が最終的に出力する文章は入力する文章データの質に依存する。

つまり、正確な情報の記された文章データを元に訓練された人工知能(AI)は正解に近しい文章を出力する。
逆に、有象無象が書いたとんでも文章データを元に訓練されると人工知能(AI)と質の低い文章データしか得られない。
まぐれで正解に近しい文章になる可能性はあるが、低い。

そして現行で主流の言語系の人工知能(AI)には、質の高い低いを判断することができない。
だから、言語系の人工知能(AI)には質の高い文章データを選別して与える必要がある。

質の高い文章データとは

では、文章データの質の高い低いはどのように選別するのか。
その答えの1つがGoogleの発行している品質評価ガイドラインに記されているEATなんだ。

  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼性(Trustworthiness)

近年はこのEATが重視されていることは検索結果からも伺え、EATを満たすかどうかは様々な要因が絡んでいる。
例えばわかりやすいものであれば、ドメイン種類による信頼性。企業や官公庁のドメインのサイトが検索結果の上位表示されやすい。

ただ、企業ドメインのサイトであっても有益な情報が記載されていない可能性が考えられる。
だからどうしても人の目による選別が必要なんだ。

文章データの選別方法

文章データの選別は、検索エンジンを使っているユーザーにしてもらっている。

EATを元に質の高いと判定した記事を検索上位に表示して、多くの人の目に触れさせる。
そして、各記事を訪問したユーザーの満足度を測定する。
測定したデータを元に、さらにE-A-Tに磨きをかける。

EATの判定とユーザー満足度の測定。
この2者間による相互改善を繰り返すことにより、次第に検索結果の上位には質の高い記事が並ぶようになっていく。

つまり、文章データ選別の片翼を担っているのは検索エンジンを使っているユーザーなんだ。

個人ブログオワコンのタイミング

次世代検索エンジンの運用開始が、個人ブログオワコンのタイミング。

次世代検索エンジンは単一の回答を返す。
つまり、従来のようにいくつもの検索結果から文章データを選別してもらう必要がないということ。
言い換えるならほぼEAT判定のみで質の高い記事を選別できるようになっているということなんだ。

個人ブログにつけ入る隙があるとすれば、検索ユーザーが文章データを選別のウェイトがまだ存在している時期。
逆に、判定のウェイトがほとんどEATになってしまうと、EATが弱い個人ブログはさらに厳しい戦いを強いられる。
だから、質の高い記事の選定がほぼEAT判定に切り替わるタイミング。これが個人ブログがオワコン化する時。つまり次世代検索エンジンの運用開始タイミング。
もしこのタイミングで検索上位に表示されていない個人ブログはEATが弱いから撤退するのが賢明。

具体的に次世代検索エンジンの運用が、現在のGoogle検索エンジンに堂々と表示されるのか、ひっそりとGoogleが作成したブログサイトになるのか。それはわからない。
1つ幸運なのは、日本語の言語系人工知能(AI)は難易度が高い割に使用人口が少ないため後回しにされがちな点。
だから、研究から遅れがちなので英語圏に比べると期間的な余裕が若干ある。

年内に日本で運用開始されるかも

個人ブログのオワコンは2021年中かもしれない。
ブログ記事を公開した翌日に新たな情報が飛び込んできた。

現在MUMは実験段階にあり、今後数ヶ月のうちに特定の検索機能に組み込まれるとしています。

まるで専門家が答えてくれているかのよう…。グーグルの新検索技術「MUM」とは?

この記事によると年内には運用開始されそう。もう個人ブログオワコンに両足を突っ込んでいるレベル。

情報にアクセスする際に言語の壁が大きな障害となる場合があるが、MUMは言語間の知識を流通させ、そのような壁を破壊できる可能性もあるという。

グーグル、自然な会話を実現する言語モデル「LaMDA」発表–高度な検索目指す「MUM」技術も

また新技術MUMによって日本語対応によるラグもほぼない可能性が出てきた。

個人ブログオワコンに抗う戦略

次世代検索エンジンに移行したら個人ブログは為す術がないのか。それはNO。

EATに関係ない個人ブログにする

指名検索。つまり、ブログ名やブログ著者で検索してもらう。
ブログや著者自体にファンを作る方法でこれが一番強い。

  • 芸能人
  • 強烈なキャラや世界観がある
  • 辛口口コミ・他ではできない体験談

現実的には、後述する方法と組み合わせてE-A-Tで勝負しないで別の路線を目指す。

検索エンジン以外の流入経路を確保

流入経路として一番週なのはSNS。
ブログと特に相性が良さそうなのは、Twitter、Instagram、Youtube。
因果関係は定かでは無いけど、SNSのフォロワーもEATに多少影響があるようなので一石二鳥。

いずれのSNSもSEOに比べると瞬発力があるけども、コンテンツが消費されていくスピードがブログよりも圧倒的に速い。
だから、コンテンツ消費スピードが比較的緩やかというブログのメリットと上手く組み合わせていくと良い。

EATに強い個人ブログにする

EATに強ければ全く問題ない。身も蓋もないけども。
仮に次世代検索エンジンが本格運用されてしまったら、個人ブログはつけ入る隙がない。
今は個人ブログがEATに強くなれる最後のタイミングかもしれない。

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