- Googleアナリティクス4(GA4)のイベントについて知りたい
- Googleアナリティクス4(GA4)の各イベントが表す内容を知りたい
そんな悩みを持った人のための内容。
Googleアナリティクス4(GA4)のイベントはアクセス解析のツールとして、とてつもないメリットを秘めている。
とはいえ、旧GAのユニバーサルアナリティクスに慣れ親しんだ人にはとっつきにくい考え方。
しかも、Googleアナリティクス4(GA4)リリースしてから間もないため、わかりやすく解説してくれている情報が全くない。
そこで難しいことは抜きにして、Googleアナリティクス4(GA4)のイベント入門としてとっつきやすい記事を書いた。
イベントの概要をさくっと把握したい人には特におすすめ。参考にしていってほしいんだ。
「GA4でできることを知りたい」
「旧GAからGA4へ移行したい」
そんな方におすすめ！
Googleアナリティクス4(GA4)を使うメリット
ユーザーの満足度をより詳細に解析することができる。
例えば、旧GAのユニバーサルアナリティクスで良く話に挙がっていた直帰率。
直帰率は、アクセスページ以外の他ページにアクセスせずに閉じてしまった割合を表している。
この直帰率はブログの満足度を測る簡単な指標になっている。
なぜなら、ユーザー満足度が高ければ他の記事も見てくれて直帰率は下がるから。
だけど、直帰率が同じ値であってもユーザー満足度が高いか低いかがわからない場面が発生してしまう欠点を抱えている。
具体的には次のような行動を取ったとしても、直帰率の値自体は同じだけどユーザーの満足度は異なってしまう。
- 冒頭の記事概要が知りたい情報と異なっていたので、アクセス直後にページを閉じた
- 記事の最後まで読んで知りたい情報を得ることができたので、ページを閉じた
前者は満足度が低いけど、後者は満足度が高い。
このような旧GAのユニバーサルアナリティクスでは知ることができないユーザーの満足度の詳細解析を、Googleアナリティクス4(GA4)では行うことができるんだ。
Googleアナリティクス4(GA4)のイベントとは
ユーザーの行動によって引き起こされるイベントを記録したデータ。
このGoogleアナリティクス4(GA4)のイベントによって、ユーザー満足度の詳細解析を行うことができる。
例えばGoogleアナリティクス4(GA4)のイベントの1つであるscroll。
ユーザーが最下部まで初めてスクロールしたときに記録される。
このscrollのデータがあれば、直帰した場合でもユーザー満足度の詳細について知ることができる。
そしてGoogleアナリティクス4(GA4)では管理画面での簡単な設定だけで標準機能として測定できる。
一応、旧GAのユニバーサルアナリティクスでも測定できるように設定可能。
なんだけど設定に手間はかかるし、標準機能ではないのでGoogleアナリティクス4(GA4)の管理画面に比べると使い勝手が悪い。
話を戻すと、このようにユーザー行動で発生するイベントを記録してくれたデータのことを、Googleアナリティクス4(GA4)ではイベントと呼んでいるんだ。
Googleアナリティクス4(GA4)で主要なイベント
Googleアナリティクス4(GA4)のイベントが便利で重要なのはわかった。
そうなると、どういったイベントを見ればいいのか疑問に思うはず。
ということで、良く使いそうな主要イベントを表にまとめたので参考にしてほしい。
| イベント名 | 発生タイミング |
|---|---|
| first_visit | 初めてアクセスしたとき |
| session_start | 利用開始したとき |
| page_view | ページにアクセスしたとき |
| click | 別ドメインリンクをクリックしたとき |
| scroll | ページの最下部まで初めてスクロールしたとき |
| video_start | 埋め込みYoutube動画が再生されたとき |
| video_progress | 埋め込みYoutube動画の再生時間が10%、25%、50%、75% 以降まで進んだとき |
| video_complete | 埋め込みYoutube動画が終了したとき |
| file_download | ファイルダウンロードされたとき |
| view_search_results | サイト内検索を行うとき |
特にfirst_visitのおかげでリピーター解析ができるようになったし、scrollのおかげで記事が最後まで読まれているかがわかるようになった。
view_search_resultsを活用すればユーザーにはアクセスしたブログに何を求めているかが明確にわかるようになる。
サイトアクセス時に発生するイベント
first_visit、session_start、page_view。
これらは全てサイトへアクセスしたときに発生するイベントなんだけど、違いがわかりづらいので具体例を紹介する。
ユーザーが1回目にサイトアクセスしたときに3つのページを閲覧し、3日後に2回目のサイトアクセスで2つのページを閲覧したとする。
この場合Googleアナリティクス4(GA4)のイベントとしては、first_visitは1回、session_startは2回、page_viewは5回発生することになるんだ。
first_visit
ユーザーが一番最初にサイトへアクセスしたときのみに発生するイベント。
つまり、過去に1度でもサイトへアクセスしたことがある場合は発生しない。
上記の例だとページAにアクセスしたときのみに発生している。
session_start
first_visitと同じタイミングで発生して、2回目以降も発生するイベント。
2回目以降は、最後イベント発生から30分以上経過した後に再度アクセスすると発生する。
上記の例だとページAとページDにアクセスしたときに発生している。
page_view
PV。各ページにアクセスする度に発生するイベント。
全てのページにアクセスしたときに発生している。
