Googleアナリティクス4(GA4)の特徴メリットデメリットを旧GAと比較

GoogleAnalytics4
  • ユニバーサルアナリティクス(旧GA)から移行しようか迷っている
  • Googleアナリティクス4(GA4)のメリット・デメリットを知りたい
  • Googleアナリティクス4(GA4)の特徴を知りたい

そんな人におすすめの内容。
Googleアナリティクス4(GA4)について調べると情報が少ないし、初心者にとってもわかりやすく解説している情報は全くない。
こんなGA4を学び始める前の僕と同じ迷子になっている人に読んでもらいたい。

この記事を読めばGoogleアナリティクス4(GA4)利用者が最低限知っておくべき内容を網羅的に知ることができる。
また、ユニバーサルアナリティクス(旧GA)と比較してメリットデメリットも随所で言及するので、どちらを使うのか判断に迷っている人にも参考になるはず。

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そんな方におすすめ!

GA4と旧GAのどちらを使うのか?

Googleアナリティクス4(GA4)を使った方が良い。メリットが大きいため。

特に新しくどちらかを使い始めるのであればGoogleアナリティクス4(GA4)。
旧GAのユニバーサルアナリティクスを使用中であっても、同時計測して管理画面を触りながら順次移行していくのがおすすめ。

ただ、旧GAを使い続けた方が良い場合もある。

  • 管理画面でのデータ保存期間が14ヶ月以上必要
  • 旧GAで長年運用してきた
  • 旧GAにて独自実装したデータが多い

とはいえ、この場合もメリットを享受できるので早めに置き換えていった方が良いし、順次置き換わっていく将来が待っている。

Googleアナリティクス4(GA4)とは?

2020年10月にリリースされた新しいGoogleアナリティクス。
旧GAであるユニバーサルアナリティクスの欠点を補い、現状のネット環境に則したアクセス解析を効率的に行うことができるように根底の測定思想から大幅に改良されている。

また、新たにGAを導入する際にデフォルトの選択肢であることから、今後はGoogleアナリティクス4(GA4)が主流になり旧GAのユニバーサルアナリティクスに置き換わることが考えられる。

Googleアナリティクス4(GA4)の特徴・メリット

ここからはGoogleアナリティクス4(GA4)利用者目線での特徴・メリットを簡単に紹介していく。
小難しい技術的な解説などはないので安心してほしい。

そもそもGoogleが技術的理解のない人にも使いやすくするために、技術の難しい部分は裏側でよしなにやってくれた上で提供してくれているサービス。
だから細かい技術的のあれやこれやを理解する必要はなく、どのような設計思想でどのような特徴を持っているのかを知る方が有意義。
機能が実装されている意図をくみ取れる知識があれば使い方の方針が明確になるから、その点を意識して解説していく。

イベント計測

Googleアナリティクス利用者目線で一番変わるのがイベント計測への改良。
このイベント計測でユーザー満足度をより詳細に解析できるようになったんだ。

旧GAのユニバーサルアナリティクスでは、セッション計測が採用されている。
セッション計測というのは、ページアクセスを元に計測して解析している方法。
例えば、最初にページAへアクセス→次にページBへアクセス。アクセスした時間の差は5分、だからページAの滞在時間は5分。といった感じ。

このセッション計測方式というのは単純で理解しやすいんだけど、ユーザーのページ内での行動が計測できない大きなデメリットがあった。
厳密には独自実装で計測できるようになるんだけど、実装・改修・運用の手間が大きい。(過去に苦労させられた苦い思い出が蘇る)
しかし、ページ内での行動データは、ユーザーの満足度などをより詳細に解析できるため重要。

この重要だけど手間がかかる行動データを標準計測できるのが、Googleアナリティクス4(GA4)でイベント計測方式。
イベント計測の標準機能でわかる具体例としては、ページを読まずに直帰したのか、ページを最後まで読んで直帰したのか。といったことがわかる。

イベント計測についてはもう少し解説している記事があるので参考にしてほしい。

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アプリとウェブを通した計測

機能としてはデータストリームやGoogleシグナルが該当する。

ユーザーがコンテンツを消費する方法は多種多様になっている。
まずスマホや自宅のパソコンなどの複数のデバイスからのアクセス、そしてアプリやウェブブラウザといったよう複数のアクセス方法。
例えば、Amazonや楽天のようなショッピングサイト。
街中でショッピング中に気になった商品をスマホアプリで確認。帰宅してから詳細を再確認といった使い方が考えられる。

旧GAのユニバーサルアナリティクスでは、複数デバイスからアクセスがあった場合は別ユーザーとしてカウントされ、ウェブとアプリのデータ解析については別データとして運用する必要があった。
もちろんログイン機能のあるサイトであればユーザーIDで一致させてデータを取得・解析することもできる。
だけど、手間がかかるし負担が大きい。
Googleアナリティクス4(GA4)では標準機能として、複数のデバイス・アクセス経路に対応したデータ取得と解析を行える。
利用者は管理画面から初期設定を行うだけ。便利。

複数デバイスからのアクセスを同一ユーザーとして集計する機能はGoogleシグナル。
簡単に設定することができるので記事を参考にして初期設定してみてほしい。

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AIを用いた予測機能

Googleの機械学習(AI)の技術を用いた予測機能を提供してくれている。
技術的な難しい部分を抜きにして使える。
具体的には、ユーザーの再訪問確率とユーザーの商品購入確率の予測。

これまでも過去に収集したデータから将来の確率予想は行ってきたはず。
例えば過去1ヶ月のユーザーの再訪問確率が10%だったので、今後も10%だろう。といった感じ。
ただ、Googleアナリティクス4(GA4)の予測機能は、過去からの単純な確率予想よりも精度が増す。
少し踏み込んだ話をすると、

  • データが蓄積の度に機械学習(AI)の予測モデルの更新
  • 確率予測をする上で参考にならない外れ値の除外

この辺りの予測精度の向上には超重要、だけど超絶めんどくさい作業。
といった部分をGoogleがよしなにやってくれる。

だから、機械学習(AI)の美味しい部分だけ使えるようにしてくれた機能。泥臭くてめんどうな部分をGoogleにお任せ。
積極的に活用するのがおすすめ。

生データを取得・操作

ほとんどの人は使わないけど、一応紹介。
計測したそのままのデータをBigQueryというGoogleのサービスで取得・操作できる機能。
厳密にはGoogleアナリティクス360という大企業向けの有料GAで使えた機能なんだけど、Googleアナリティクス4(GA4)からは無料版でも使うことができる。

大量のデータを捌く人以外は大体関係ない。100万PV程度では不要。
SQLというデータを操作するためのプログラミング言語を覚える必要があり、SQLの知識自体は簡単なモノので十分とはいえ、学習コストは少なくはない。
しかも、データ解析する上で有効なテンプレートはGoogleが提供してくれている。
その上、標準機能で計測できないイベント値も、Googleアナリティクス4(GA4)の管理画面上から作成できるようになった。

普通の人は使わないんだけど、標準機能で対応できない場合に最終手段として用いる。
最後の砦の存在は覚えておいてもいいので紹介した。

プライバシーを考慮した情報収集

Googleアナリティクス利用者目線では変化がないんだけど、知識として紹介。

昨今の個人情報保護論の高まりからサードパーティーCookieの廃止などの流れになっている。
Googleアナリティクスもその煽りを受けていて、Googleアナリティクス4(GA4)ではサードパーティーCookieに依存せず、個人を特定しない形で情報を収集するようになっている。

だから、Googleアナリティクス4(GA4)だけで運用していれば、GA利用者は特に意識することなく個人情報保護の流れを汲んでアクセスデータを運用していることになる。

Googleアナリティクス4(GA4)のデメリット

Googleアナリティクス4(GA4)には、旧GAのユニバーサルアナリティクスにはないメリットがいくつもあった。
一方で、少なからずデメリットもあるのでその点も紹介していく。

旧GAのユニバーサルアナリティクスのデータを引き継げない

旧GAであるユニバーサルアナリティクスからの移行を躊躇する理由がこれ。

  • 旧GAにて長年運用しておりデータが蓄積されている
  • 旧GAにて独自実装データが多量にある

まずGA4と旧GAの計測スクリプトをサイトに併設して両方のデータを蓄積しつつ、準備を進めていけば良い。
ある程度GA4にもデータが蓄積されてきたり、独自実装データがGA4で対応可能であることがわかった段階で完全移行する。

とはいえ、旧GAであるユニバーサルアナリティクスがいつまで続くかは不明なため、準備は早めにした方が良い。
GA4の計測スクリプトの設置方法を解説している記事があるので参考にしてほしい。

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データ保存期間が最長14ヶ月

旧GAであるユニバーサルアナリティクスに比べてGoogleアナリティクス4(GA4)が最大の欠点となり得るのがこれ。
イベント計測になってデータ量が膨れ上がっため無期限保存した場合にデータ量がとんでもなくなることを憂慮した対応。だと推測している。
とはいえ、先述した生データへ直接アクセス機能があるため、どうしても気になる人はデータを取得して保存することができる。

情報が少ない

現在Googleアナリティクス4(GA4)について調べると、情報が少ない。
しかも、初心者向けにわかりやすくかみ砕いて解説している情報はさらに少ない。
まだリリース間もないので仕方ないとはいえ、学び始める人にとっては大きなデメリット。

当ブログではGoogleアナリティクス4(GA4)初心者向けのわかりやすい解説記事に力を入れているので良ければ参考にしてほしい。

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どこかの記事で記載されていたのだが、Googleアナリティクスの管理画面でサーチコンソールの結果を確認している人は何人いるのだろうか…
サーチコンソールにアクセスするかGoogleアナリティクスの1ページにアクセスするかの違いなのでデメリットと言うにはあまりにも小さすぎる。

Googleアナリティクス4(GA4)の特徴とまとめ

旧GAのユニバーサルアナリティクスと比較するとメリットが大きい。
そのため、特段の理由がなければGoogleアナリティクス4(GA4)を導入するのがおすすめ。

Googleアナリティクス4(GA4)利用者目線で特にメリットなのは

  • イベント計測
  • アプリとウェブを通した計測
  • AIを用いた予測機能

旧GAのユニバーサルアナリティクスを使い続けた方が良いかもしれない人は

  • 管理画面でのデータ保存期間が14ヶ月以上必要
  • 旧GAで長年運用してきた
  • 旧GAにて独自実装したデータが多い

ただし、Googleアナリティクス4(GA4)に順次置き換わっていく将来が予想され、全て対処可能な問題なので少しずつ準備していくべき。

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GA4を初めて使う人でも段階的に学んでいける入門本を出版した。よかったら手に取ってみてほしい。

Googleアナリティクス4(GA4)をもっと勉強したいなら

もしGoogleアナリティクス4(GA4)についてもっと勉強したいなら、初期設定や便利な使い方をまとめたので参考にしてほしい。

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