eSIMとは?特徴とおすすめの使い方|今はデメリットの方が大きい

スマホ
  • 自分はeSIMを使ったほうが良いのか知りたい
  • eSIMの活用方法を知りたい
  • 現在のnanoSIMとの違いがわからない

そんな人におすすめの内容。

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eSIMとは?

eSIMはスマホに内蔵されている情報書き換え可能なSIMカード。

従来から使われているnanoSIMカードは、スマホのSIMスロットに装着することで電話番号などの回線情報を読み取って使用することができる。
そしてnanoSIMカードへの回線情報の書き込みは通信回線業者(docomoやauなど)が書き込んでから我々の手元に届けられる。
だから後から電話番号などの回線情報を変更することは不可能。
一方でeSIMへの回線情報の書き込みはスマホから行うことができる。

そのため何度でも電話番号などを変更することが可能で、SIMカードの抜き差しをしなくても通信回線業者を変更することができる。
便利そう。

つまりeSIMはスマホから電話番号などの回線情報の書き換えが可能な、SIMカードの抜き差しが不要な内蔵型SIMカードのこと。

eSIMのおすすめの使い方

ここからはeSIMでおすすめな使い方について紹介していく。

安いデータ通信回線を利用

IIJmioより引用

IIJmioのギガプランのSIMタイプをデータ通信(eSIM)にするとデータ通信回線としては最安になるのでおすすめ。
全ての容量で破格になるんだけど、2ギガ440円が安すぎ。

デュアルSIMスマホを購入して楽天モバイルの0円電話専用回線と組み合わせれば、月額443円で電話料金無料の2GBのデータ通信スマホが使えてしまう。
おすすめ。

IIJmio
楽天モバイル

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iPhoneでデュアルSIM運用

iPhoneでデュアルSIMを使いたいならeSIMを必ず使う必要がある。
なぜならnanoSIMカードが1枚しか入らないから。
現在(2021年7月11日)、国内の通信回線業者でeSIMを提供してくれているのは次のとおり。

楽天モバイルRakuten UN-LIMIT VI
aupovo
ソフトバンクLINEMO
Y!mobileシンプル
IIJmioギガプラン
IIJmioデータプランゼロ
BIC SIMいいSIM

これらの通信回線業者を利用しない場合はデュアルSIM運用は諦めてiPhoneを使い続けるかAndroidのデュアルSIM端末を使うようにしてほしい。
特にこだわりがないのであれば先ほども紹介したIIJmio+楽天モバイルの組み合わせがおすすめ。

IIJmio
楽天モバイル

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オンライン契約後にすぐ使う

eSIMであればオンライン契約後にすぐ使い始めることができる。
電話番号などの回線情報データをスマホにダウンロードして書き込むだけで利用を開始できるから。

一方でnanoSIMカードの場合は必ず受け渡しが必要になる。
店頭購入の場合は問題ないけど、オンライン契約の場合はSIMカードを配送する期間分だけ利用開始が遅れてしまう。

eSIMであれば配送期間不要でオンライン契約後にすぐに回線を使うことができる。

1つのスマホで3つ以上の回線を運用

実用性はほぼないからおすすめかは微妙だけど一応紹介。

nanoSIMスロットが2つあるタイプのデュアルSIMスマホだと最大で2回線の運用しかできない。
一応nanoSIMカードを持ち運んで必要なときにSIMスロットを開けて入れ替えできるけどもめんどくさすぎる。

eSIMはスマホから電話番号などの回線情報の書き換えが可能で、回線情報はデータなのでいくつでも保存しておくことが可能。
nanoSIMカードの入れ替えをせずに3回線目の運用が簡単にできる。
そもそも3回線運用に実用性があるのかは不明だけど。

eSIMのデメリット

eSIMは一見便利そうなんだけど、デメリットがあるため紹介しておく。

スマホ変更がめんどう

eSIMは電話番号などの回線情報をデータでスマホに保存しているので、複数のスマホに同じ回線情報データが存在していると問題が発生する。
そのため通信回線業者にスマホを変更したことを必ず伝える必要がある。
そしてこのスマホ変更手続きの使い勝手が悪い。
通信回線業者によって異なるんだけど、電話が必要だったり営業時間内じゃないと対応してもらえなかったり。

一方でnanoSIMカードであればSIMスロットカードに抜き差しするだけでスマホを変更することができる。
スマホが壊れてしまって急遽大体スマホを使う必要がある人や、僕のように複数のスマホを所有して遊んでいる人にはnanoSIMカードの方が便利。

今後はスマホ変更手続きのめんどうが改善されていくとはいえ、現状での使い勝手の悪さは大きなデメリット。

eSIMプランや対応端末が少ない

eSIMはプランも端末も選択肢が少ないので利用できたらラッキーくらいの感覚で捉えるのが吉。

現時点(2021年7月11日)国内の通信回線業者でeSIMを提供してくれているのは次の5社で、BIC SIMはIIJmio回線なので実質4社。
docomoがeSIM対応してくれていないのと格安SIMではまだまだ普及していないためこれからに期待。

楽天モバイルRakuten UN-LIMIT VI
aupovo
ソフトバンクLINEMO
Y!mobileシンプル
IIJmioギガプラン
IIJmioデータプランゼロ
BIC SIMいいSIM

また対応端末も少なくてiPhone、GooglePixel、OPPO、AQUOS、Rakuten辺り。少ない。

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eSIMのまとめ

eSIMは電話番号などの回線情報を書き換え可能なスマホに内蔵されたSIMカード。
現状ではデメリットが大きいので上手く活用できる場合だけ利用するのが良い。

eSIMを上手く活用する例として特におすすめしたいのは次の二つ。

  • IIJmioのギガプランでeSIMタイプを選ぶ
  • iPhoneでデュアルSIM運用をする

IIJmio