【ライトユーザーは不要】Oculus Quest 2 Eliteストラップレビュー

Oculus Quest 2 Eliteストラップは各所で必須と言われているんだけど、真偽の程を実際に試したのでレビューしていく。
結論としては、プレイが超快適になるためあった方が良い。ただし、デメリットもあるためライトユーザーには不要。
なぜそう思ったのかをレビューしていくので気になる人は参考にしてほしいんだ。

目次（クリックでジャンプ）

Oculus Quest 2 Eliteストラップの外観
Eliteストラップの安定感が素晴らしい
痛みや違和感が軽減される
着脱がめんどくさくなる
締めすぎると目の乾きがやばい
バッテリー付きは不要と判断
1. バッテリーの充電がめんどくさそう
2. カウンターウェイトがなくても快適
破損問題は解決？
1. 初期ロットだけだったかも
2. 2年保証期間がある
Eliteストラップは必要なのか

Oculus Quest 2 Eliteストラップの外観

横から見るとこんな感じ。カラーリングと素材に一体感があって良い。さすが純正品。

正面側から見ると素材の統一感が良くわかる。

OculusQuest2とEliteストラップをつなげる部分。純正品だけあってぴったりだし違和感がない。
最初は取り外し・取り付け時に壊してしまいそうになるんだけど、コツをつかめば少しの力で着脱できるようになる。

後方のデザインもシンプルで良い。
中心の円部分を回すことでEliteストラップの長さを調整して安定させる。回すときの抵抗感が心地よい。

後方内側にはラバー素材が使われており後頭部からがっちりホールドしてくれる構造。

ラバー素材はOculusQuest2本体に付属する接顔部シリコンカバーに似ている。
黒くて統一感があり良い。

Eliteストラップの安定感が素晴らしい

OculusQuest2の初期状態でついてくるゴムストラップの場合、重力に逆らっている頭頂部のゴムが主な支えとなる。
そのため、顔を傾けると支えの重心がずれてOculusQuest2全体の安定感が損なわれてしまう。
また、後頭部のゴムはゴーグル部分を顔に圧着させて安定させる重要な部分なんだけど、動きのあるゲームをプレイするとよくずれる。

一方でEliteストラップに交換すると安定感が桁違いに増す。
まず後頭部にあるラバー部分が重力に逆らった新たな支えとなっている。
このラバー部分が頭を下の方から支えてくれているため、頭頂部のストラップと合わせて上下からOculusQuest2全体を安定化させている。頭頂部だけで支えている初期ゴムストラップとの最大の違い。
また、ラバー素材であるためEliteストラップ自体のずれもない。

そのためEliteストラップの安定感は素晴らしく、特に身体の動きが激しいゲームをプレイ中に顕著に違いがわかる。超快適。

痛みや違和感が軽減される

Eliteストラップを用いると支える箇所が多くなるため、力の作用点が分散する。
そのため、初期ゴムストラップだと長時間プレイなどで感じていた痛みや違和感が軽減される。

僕はメガネをつけて利用しているんだけど、初期ゴムストラップ状態だと鼻にかけるノーズパッド部分に負荷が集中してしまっていた。
付けた瞬間から違和感があり、15分も着用していると痛みに変わる。

Eliteストラップを使用すると負荷のかかる部分が分散して違和感がなくなったし、長時間プレイしても痛みもない。
初めて利用したときは快適すぎてBeatSaberを気付かないうちに1時間くらいプレイしていた。

そのため、初期ゴムストラップで違和感や痛みを感じていた人はEliteストラップを使うことで軽減される可能性が高い。
僕はもう初期ゴムストラップには戻せない。

着脱がめんどくさくなる

プレイ中は安定感が増して違和感や痛みがなくなって快適なんだけど、着脱の手間が増えるのはデメリット。
特にメガネを使っている僕のような人の人が初期ゴムストラップのように着脱できないと思う。

その場合は、写真のようにEliteストラップを持ち上げる必要がある。
メガネを使っていない人は持ち上げずに装着できる。

次にラバー部分が後頭部に当たるようにEliteストラップを下ろす。

最後にEliteストラップの後ろにあるダイヤルを回して、長さを調整してフィットさせる。

外すときはこの逆の行程が必要。
初期ゴムストラップは一旦調整してしまえば着脱は楽なのに比べるとややめんどくさい。

締めすぎると目の乾きがやばい

また、ダイヤルを回していくほどゴーグル全体が顔に圧着されるので目の周りが引っ張られる。
締めすぎると常に刮目した状態になってしまって目が乾く。適度なら問題ない。

バッテリー付きは不要と判断

Eliteストラップには通常バージョンとバッテリー付きバージョンの2種類ある。
だけど、僕はバッテリー付きは不要と判断したのでその理由も軽く紹介する。

バッテリーの充電がめんどくさそう
カウンターウェイトがなくても快適

バッテリーの充電がめんどくさそう

一番の理由がこれ。
OculusQuest2本体の充電後に、Eliteストラップのバッテリーを充電するためにケーブルを付け替えることを忘れそう。というより、単純に2つ充電するのが面倒で使わなくなりそう。
そもそも長い充電ケーブルを購入すればバッテリーを使わなくても給電しながらプレイすることができる。

カウンターウェイトがなくても快適

こちらは実際に使用していて感じた。

バッテリー付きEliteストラップでよく言われているメリットが、後頭部にカウンターウェイトがあると安定感が増すので快適になるというもの。
手元にあるEliteストラップの後頭部分に重りを付けて試してみたところ確かに快適にはなる。
だけど、Eliteストラップ自体の快適性の向上が大きすぎて差を見出せるかと言われると微妙なライン。

カウンターウェイトは快適さを追い求めたいならあった方が良い。とはいえ、Eliteストラップの快適さの向上に比べるとほぼ誤差と考えて良い。