2021年8月24日にOculusQuest2のリニューアル版が発売。
元からOculusQuest2はコスパ良すぎな上に使いやすい機能モリモリVR機器で、販売台数がぶっちぎり。だったにも関わらずリニューアル版でさらにコスパがアップ。
VR入門者はOculusQuest2を購入しておけばまず間違いない。僕は気付いたら購入してしまっていた。
そんなお買い得すぎるOculusQuest2の128GB版の感想とレビューを紹介していくのでぜひ参考にしてほしいんだ。
Oculus Quest 2の特徴と感想
最初にリニューアル版OculusQuest2のおおまかな特徴と感想を紹介。
良いと感じるところ
- マット仕上げが良い
- PCが必要ない
- センサー設置が必要ない
- PCが必要なVRコンテンツも利用できる
- 周辺機器が多い
- 価格が37,180円
悪いと感じるところ
- Facebookアカウントとの連携問題
- 軽量だけど長時間利用はキツイ重さ
- メガネユーザーにやさしくない
- 鼻の隙間が気になる
- コントローラーを投げ飛ばしそう
リニューアル128GB版の特徴
2021年8月24日にOculusQuest2がリニューアルされた。具体的には次の通り。
リニューアル版の方がお得なので旧版を購入する理由はないので注意。
- 値段そのまま37,180円
- 容量64GB→128GB
- 接顔部のシリコンカバー付属
本体(HMD)の外観
ここからはまず本体(HMD)の外観から紹介していく。
小さめなOculusロゴと全体的なマット仕上げで好き。部屋に馴染みそう。
重量は約500gで手に持つ限りでは軽く感じるんだけど、長時間着用していると気になってくる。特にメガネのパッド部分が押されて若干痛くなる。
500mlペットボトルをずっと前頭部に付けてることになるから当然。
右側面には電源ボタンとランプ。ランプは起動中・充電減少・満充電をお知らせしてくれる。
外部カメラ
前面にはカメラが4個ついている。左右に2つずつ、上と下にある。
このカメラのおかげでコントローラーの位置を測定できる。OculusQuest2にセンサーを設置する必要がない。
他のHMDはカメラやセンサーを部屋のどこかに設置する必要があるためOculusQuest2は画期的。
またパススルーと言って、HMDを付けたまま外の映像を見ることができる機能にも活用される。
初めて体験したときはちょっと感動した。
イヤホンジャック
左側面には充電用のType-Cケーブルとイヤホンジャック。
OculusQuest2では通常のイヤホンを使うことが出来る。OculusQuest1は特殊なイヤホンが必要だった。
鼻の隙間大きすぎ
底面にはマイク2個と音量ボタン。
外国人仕様で鼻の隙間が大きすぎる。鼻が低い僕は気になるし、大多数の日本人は気になる。
スピーカー
ヘッドバンドの付け根辺りにスピーカーがある。最初はどこから音が出てるのかわからないくらい自然。
ピント調整
両目の距離は人それぞれ、瞳孔間距離と呼ばれている。メガネを作ったことがある人は測定してもらったことがあるはず。
そして、この瞳孔間距離に合わせるためにレンズ間の距離を調整する機能がある。
OculusQuest2は58mm・63mm・68mmの3段階調整だけ。他のHMDは無段階で調整できる。
なんだけど、実はゆっくりと動かせば上記の3段階以外の位置に調整できたりする。
接顔部とシリコンカバー
メガネスペーサー。
これをHMD本体と接顔部の間に使うことでメガネをしているユーザーのために空間的ゆとりができる。
とはいえ、OculusQuest2はサイズが小さいため大きいメガネだと入れることができない。
幅は142mm以下、高さは50mm以下のメガネが必要なので確認してみてほしい。
接顔部のパーツ。簡単に着脱することができる。
今回新たに追加された接顔用のシリコンカバー。
接顔部のパーツにはめて使う。鼻の部分からはめていくとうまくフィットする。
シリコンカバーとスポンジでは手触りと見た目が全然違う。
もしスポンジだけなら汗をかいたときに吸収されて衛生面に不安が残る。
シリコンカバーが公式に付属されるのはホントありがたいリニューアル。
コントローラーの外観
次にコントローラーを見ていく。
人間工学に基づいている効果か、手に馴染んで握りやすい。
ただし、手からすっぽ抜けそうになることが多々あった。特にエクササイズや汗をかいたとき。
そのために、コントローラーを飛ばす事故を防げる底部ストラップが付いている。
手を通して手首の辺りで締めれば飛んで行くことはなくなる。
ただし、ストラップが汗で汚れるし、付け外しが割とめんどくさい。
コントローラーのボタン
コントローラーのボタンについては、人差し指と中指で押せるボタンが左右である。
親指で操作する用のボタンももちろん用意されている。
左のボタンがX、Y、Menu。右のボタンがA、B、Oculus。左右共通でスティックがある。
以上、全てのボタンで触れると反応する機能が付いている。
OculusQuest2のチュートリアルゲームで知ったんだけどちょっと感動した。コントローラーの進化凄い。
セットアップ時のFacebookアカウント問題
OculusQuest2で最大唯一のデメリットが、セットアップ時のFacebookアカウント問題。
OculusQuest2はFacebookアカウントが必須。そしてFacebookアカウントは本名で登録された1アカウントのみが使える。
だから、2つ目のFacebookアカウントで登録してしまったり、本名以外のハンドルネームのFacebookアカウントで登録してしまうとアウト。
この知識を知らずに安易に登録してしまうとOculusQuest2が永遠に使えなくなってしまう。
OculusとFacebookの活動などは一切共有されないように設定できる。
両者を切り分けたい人も本名のFacebookアカウントで登録するようにしよう。
PCの利用を選択できる
OculusQuest2はとんでもないデメリットを有しているにも関わらず、圧倒的シェアを獲得したのはなぜか。
理由の1つがPCを使わなくてもVRコンテンツを楽しめるところなんだ。
従来のHMD(VRデバイス)ではVRを動かすために十万円以上する高性能なPCが必要だったんだけど、OculusQuest2はPC不要で利用できる。
しかも、将来的に高性能なPCを手に入れることになってもOculusQuest2を利用できるし、必要十分なクオリティを保ってVRコンテンツを楽しめる。らしい(体験したら追記します)
そんな使い勝手の良いHMDであるOculusQuest2が37,180円。そりゃ売れる。
周辺機器が多い
売れることが確約されたOculusQuest2は桁違いに売れた。
それに伴って周辺機器が充実している。Apple製品と同じ理屈。
そして、周辺機器はOculusQuest2のデメリットを補う形のものが多く販売されている。
- Facebookアカウントとの連携問題
- 軽量だけど長時間利用はキツイ重さ
- メガネユーザーにやさしくない
- 鼻の隙間が気になる
- コントローラーを投げ飛ばしそう
例えば鼻の隙間を埋めるためにシリコンカバーであったり、コントローラーをより扱いやすくするためのカバーが販売されている。
また、長時間利用とメガネユーザーの利便性は公式から発売されているEliteストラップを使うことで改善する。
だからまずOculusQuest2を購入して使っているうちに不満が出たらその度に幅広い周辺機器ラインナップから選んで買い足していけるんだ。
つまり、デメリットがほぼ無くなっていく上にPCの利用選択ができる破格のVRデバイス。
OculusQuest2はバグレベルに良すぎる。