OPPOが2021年6月に発売したReno5 Aは5万円以下のスマホとしては良い選択肢。
目立たないのは尖った部分がないという理由で、欲しい機能は大体押さえていてバランス良く総合点が高い優等生のようなスマホに仕上がっている。
今回は優等生スマホの理由を実際の写真を交えて紹介していく。
OPPO Reno5 Aの特徴と感想
OPPO Reno5 Aの全体的な特徴と感想は次の通り。
良いと感じるところ
- ボディのグラデーションカラーがおしゃれ
- ディスプレイサイズが大きい
- リフレッシュレート90Hzでぬるぬる動く
- 防水性能
- おサイフケータイ対応
- 4000mAhの大容量バッテリー
- 日常使いがサクサクのSoC性能(Antutuスコア 37万3千点)
- 価格43,800円の実売約2万円程度の低価格
悪いと感じるところ
- 片手操作が難しい
- USB Type-C充電ケーブルと充電器が付属していない
- 広角レンズの性能は微妙
- 夜の動画性能はダメ
OPPO Reno5 Aの外観
黒好きの僕はシルバーブラックを購入。
シルバーが徐々に黒に変わっていくグラデーションになっている。光の当たり方でも色味が変化しておしゃれ。
個人的にかなり好き。
ただし、指紋がやや目立ちやすい。光沢感のあるボディのスマホの宿命。
カメラ部分は上部が黒で側面がシルバーのパーツで守られている。ボディカラーのおしゃれさを妨げない主張少なめなデザインが良い。
おサイフケータイのセンサーであるFelicaがスマホの上部にあるのは地味に良い。
真ん中にあると位置の目測がずれてしまうことがある。反応しなくて気まずい時間がなくなる。
また、背面指紋センサーで認証してそのまま持ち替えることなくおサイフケータイ決済もできる。
端子・ボタン・センサー
画面の上部には受話口。
上部にはマイクの穴のみ。
左側面には電源ボタン。
下部にはスピーカー、USB Type-C端子、マイク、イヤホンジャック。
ちなみにOPPOReno5AにはUSB Type-Cケーブルと充電器がついていない。マイナスポイント。
右側面には音量ボタンとSIMカードスロットがある。
SIMカードスロットはデュアルSIM対応。
SIMスロットの二つ目はMicroSDとnanoSIMのどちらかを選ぶ必要があるため、MicroSDを使いたい人は注意。
一応、eSIMを使えばデュアルSIM+MicroSDで運用することはできるけども現状はおすすめしない。
90Hz対応の液晶ディスプレイ
インカメラはパンチホールで左上にある。若干大きい気もするけど問題なく許容範囲。
リフレッシュレート90Hzに設定すると持ったよりも操作がスムーズになってスマホ体験が向上する。
あと、OPPOReno5A液晶だから前モデルの有機ELに比べると劣化していると言われがちだけど僕は気にならなかった。
ただし、直射日光下での画面の見やすさは違いがあったため、外での利用が多い人は有機ELの方がおすすめ。
とはいえ、それ以外の通常使いで有機ELと優秀な液晶の差を感じることはほぼない。
6.5インチの大画面だと1度に閲覧できる情報量が増えるし、動画も見やすい。
4.7インチのiPhone8をたまに使うと小さすぎて驚く。
数年前は普通のサイズだったのにスマホの大型化の傾向は著しい。
ただ、大画面には片手操作が難しいというデメリットがあるため手の小さい人は両手操作にするかバンカーリングの使用は必要。
OPPO Reno5 Aのカメラ性能
OPPO Reno5 Aのキャッチフレーズは「カメラで選ばれたいスマホ」、カメラ性能には力を入れているはず。
そこで良く使うカメラ機能に絞って撮影写真を紹介していくので参考にしてほしい。
AIアシストはやさしめ補正
AIオンの標準カメラで撮影した料理。
若干黄色味が強目で淡いふんわりした印象を受ける写真。優等生っぽい仕上がり。
次はAIオンの標準カメラで撮影した街並み。
空やビルの青さと葉っぱの緑。綺麗に撮れている。
AIオフの街並み写真。
AIのオンとオフの写真を見比べると、AIオンにすると色のメリハリが効いて明るい印象の写真になる。AIオフにすると渋い色合い。
超高解像度モードで同一アングルの写真。
標準モードだと4624 × 2080サイズだったものが、超高解像度モードだと12032 × 9024サイズになる。
視野角が縦に長くなっている。
超高解像度モードという名前ではあるんだけど解像度はそこまで上がっていない。
標準モードと超高解像度モードでそれぞれ撮影した写真を切り抜いて比較してみたけど違いはわからない。
標準レンズで視野角を広く取りたい場合は超高解像度モードを選択しておくのがおすすめ。
広角レンズは微妙
AIオンの広角レンズ。
広範囲を写真に収めることが出来ていて超高解像度モードよりも視野角が広い。
ただし全体的に画質が荒い。僕は広角レンズを積極的に使うことはない。
ズームはデジタルだけど良い
次は標準レンズに戻ってAIオンの2倍ズーム。
デジタルズームなので画質は荒くなるけど大丈夫そう。あと、なぜか少し淡くなる。
AIオンの5倍ズーム。
標準に比べると劣化しているのは否めないけど5倍ズームまでは使えるクオリティ。
流行のカメラ機能
ポートレート(背景ぼかし)モードでAIオン撮影。
背景がうまくぼけてうさぎの笑顔にフォーカスが当たっている。
スーパーマクロモードでAIオン撮影。
OPPOReno5Aはマクロレンズも搭載されているので、肉眼よりも細かい部分まで撮影可能。
花のおしべまでくっきりとみることができる。
夜景も優等生っぽい仕上がり
次は夜景でAIオンの標準レンズ撮影。
明るい部分が少し強調されて綺麗な写真に仕上がっている。
しかし、左下の葉っぱの赤みが強くて不自然な色味になってしまっている。
次はAIオンの広角レンズ撮影。
光の部分が明るくなりすぎておりビル部分もぼやけてノイズが多い。全体的に荒くなってしまっている。
夜景でも広角レンズは使い物にならない。
OPPO Reno5 Aの動画性能
昼は手ぶれ補正もよく効いていてうまく撮れてるんだけど夜景はやや苦手。
標準レンズの手ぶれ補正Pro
最初は手ぶれ補正機能を有効にして昼間に撮影した動画。
OPPOReno5Aでは手ぶれ補正モードが2つある。
通常の手ぶれ補正では画角が狭すぎるので、動画を撮影する場合は標準レンズの画角で撮影できる手ぶれ補正Pro使った方が良い。
まず通常の手ぶれ補正の動画。
次に手ぶれ補正Pro。画角が1.5倍ほど違う。
次に手ぶれ補正オフの動画。
ある程度は手ぶれ補正が効いている。無くても良いと感じる人が多いかもしれない。
広角レンズは手ぶれ補正がない
広角レンズは手ぶれ補正モードを選択することができない。
かなり揺れてしまっているので動画酔い注意。
標準レンズに比べると画角が広がっているんだけど揺れが大きすぎて使いづらい。
動画でも広角レンズは微妙。
夜景は全てダメ
次は夜に手ぶれ補正機能を有効にして撮影した動画。
全体的にぼやけた動画になっており歩く度にノイズが走ってしまう。
また看板や施設内の明るい部分が白飛びしてしまい暗い部分は視認性が悪い。
次はウルトラナイトモードを有効にした場合。
看板や施設内の明るい部分が白飛びが無くなり、暗い部分も明るく調整してくれている。
しかし残念なことに手ぶれ補正を併用することができないため、揺れが大きすぎて動画酔いに注意。
広角レンズなら白飛びや暗すぎてしまうことはないんだけど手ぶれ補正を使うことができない。
そのため動画の揺れが大きすぎて使いづらい。
OPPO Reno5 Aのスペック
最後にスペック関連について紹介していく。
重さの実測値
カタログスペックが182gで実測値が184g。
iPhoneSEなどの軽量スマホから乗り換えると重く感じるけど、やや軽めのスマホで持っていて特別重さを感じる人は少ないはず。
防水とおサイフに対応
水につけても大丈夫なIPX83なのでお風呂タイムでの使用も可能。
ディスプレイが大きいので動画視聴やkindleを快適に使うことができる。
OPPOといえばおサイフケータイで、もちろんReno5Aも対応している。
QRコード決済が根付いてきたとはいえおサイフケータイでかざすだけの決済は楽。一定数の使用者がいるのも納得。
Antutuベンチマークのスコア
Snapdragon765G搭載のOPPOReno5AのAntutuベンチマークのスコアは37万3千点。
激重ゲーム以外は大体何でもこなせるスコア。
動画視聴やウェブブラウジングといったライトな用途なら全く問題ない。
2021年のミドルレンジスマホとしては値段なりの性能。
バッテリー
4,000越えのバッテリーで、Snapdragon765Gと性能が控えめなSoCなのでバッテリー持ちは中々。
僕はLINEや音楽試聴などを日中使っているんだけど1日は余裕で持つ。2日だとつらい。
充電速度もかなり速くて1時間程度充電ケーブルに繋いでいれば75%以上になる。
またバッテリー寿命を短くしてしまう過充電(100%なのに充電し続けること)にならないように100%に近づくほど充電速度を緩めてくれる機能が付いているのは良い。
過充電を抑えるように意識しなくて良いのはストレスが減って快適。
目立たないけど優等生スマホ
OPPOReno5Aのデメリットとしては、広角レンズのカメラ性能が微妙で夜の動画性能は全くダメ。
加えてUSB Type-Cの充電ケーブルと充電器が付属していないため持っていない人は追加で購入する必要がある。
逆にこの辺りを重視しない人にはバランスが良く映る。
特筆すべき目立つポイントはないんだけど大事なところは押さえられていて総合的に高得点を取ってくる優等生スマホ。
- ボディのグラデーションカラーがおしゃれ
- ディスプレイサイズが大きい
- リフレッシュレート90Hzでぬるぬる動く
- 防水性能
- おサイフケータイ対応
- 4000mAhの大容量バッテリー
- 日常使いがサクサクのSoC性能(Antutuスコア 37万3千点)
- 価格43,800円の実売約2万円程度の低価格
カタログスペック
ディスプレイサイズ[インチ] | 6.5 |
ディスプレイ | 液晶 |
解像度 | 2400 x 1080 |
リフレッシュレート[Hz] | 90 |
SoC | Snapdragon765G |
メモリ[GB] | 6 |
ストレージ[GB] | 128 |
バッテリー[mAh] | 4000 |
ワイヤレス(Qi)充電 | × |
生体認証 | 指紋(背面)/顔 |
おサイフ | ○ |
防水防塵 | IP68 |
デュアルSIM | nanoSIM + ( nanoSIM or eSIM ) |
重量[g] | 182 |
サイズ[mm] | 162 x 74.6 x 8.2 |
価格[円] | 43,800 |